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モンティ・ホールの問題で盛り上がった
昨日「モンティ・ホールの問題」で盛り上がりました。
店内での雑談は、喫煙者にとっては楽しいもので
リラックスして普段、日常では話さない事柄を議論する
非日常な空間が出来上がっていいアイディアも湧き上がるもんです。
さて、「モンティ・ホールの問題」とは、こんな問題です。
あなたは、ビッグチャンスをつかみました。
今、目の前に3つのドアがあります。
そのドアの1つに、あなたが日頃、欲しいけど高価で買えないもの
例えば、キューバンシガーの白本とか(これは私の場合か)
とにかく、その欲し~いものがドアの向こうにあって
当てたら、自分のものにできるという状況です。
よーし、絶対当ててやる!
あなたは「A」, 「B」、「C」の中から「A」のドアに決めました。
目をつぶって、神に祈っていると、司会者がこう言います。
「A」ですか。
あなたは、「A」を選びました。いいですね。
私は、「B」だと思ったんですがねえ・・・・
と言って、「B」のドアに近寄り、開けます。
中には何も入ってない。(司会者は事前に知ってるわけです)
ああ、私は外してしまいました。残念。とか言って
次のように、あなたに告げます。
私は外してしまったので、あなたにもう一回チャンスをさしあげます
あなたは、「A」のままでもいいし
「C」に変えてもいいことにします。
このまま「A」でいきますか?
それとも、「C」に変更しますか?
どっちも同じだから、このままでいいや、と思ったあなた
1/3の確率を、1個ハズレを教えてくれて
1/2の確率にしてくれたんだからラッキー ってなもんで
このままでいいよ って思うよね
当たりに近ずいたぜ!!
そう思うでしょ
当たり、ハズレは時の運。
でもどちらも同じ確率ならともかく
「A」が当たる確率より「C」に変えることによって
倍、当たる確率が増えるとしたら・・・・
どうですか?
信じられない?
うん、信じられない。
ごもっとも
でも、確率の計算上では、「A」の2倍「C」が当たりやすく
なるそうです。
これが「モンティ・ホールの問題」ってやつ
信じられないよね、の人(常連さんたち)が おかしいよ、を
言い合うわけですよ。
これを18:00頃から20:30頃まで侃々諤々やりました。
わたしゃ、本で知った情報を切り出した関係上
みんなの突っ込みに防戦一方
絶対におかしい。
そんなことあるわけない。etc
挙句の果て、ネットで調べても、これは違ってる という始末
でも、今度うまい説明を考えておく ということでお開き
こんなに盛り上がるとは、と正直思いませんでした。
時々は(うちの店はちょくちょくかな)こんな実生活に
何の得にも立たないような話題で盛り上がるのもありかな、と・・・
昔懐かしい50’sのオールディーズを聴きながらのやり取りの
おかげで、おいしいタバコタイムが過ごせました。
おしまい
※因みに、この問題は当たりだけを考えるとドツボです。
ハズレを中心に考えると分かったような気分になれます。
即ち、3つからハズレを引く確率は2/3です。
つまりハズレを引く方が当たりを引くより2倍多いわけです。
だから選んだ「A」がハズレの率が高いということです。
そして、「B」がハズレと分かった今「C」に変更する方が
当たりやすいことになるわけです。
あくまで、確率のはなしですけどね。
2019年03月22日 | トラックバック(0)|