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ラールセン・クラフツマンズ・エディションを吸ってみた
W.O.ラールセンといえば、アメリカンタイプのパイプたばこで人気のメーカーです。例えば、「マスターズブレンド」なんてのは、「ずっとこれですよ」って人結構います。
そんな「W.O.ラールセン」の創業は、今年151周年というから日本の元号で言えば
慶応元年、実に江戸時代最末期に創業された訳です。
「ラールセン1864」って製品もあるんで、創業当初に作られた製品が
創業152年目の今も出ているってスゴイねって、はなし
そんな老舗から、毎年「イヤーズ・エディション」が出ていて既存の製品にはない
喫味のたばこが楽しめます。これがプロトタイプかと思いきや、新製品が出てない
(少なくとも日本では出ていない)とこをみると、本当に限定商品なんですね。
だから、「一昨年のがよかった」とか、ねえ、言うわけですよ
因みに、今年の「エディション2016」は濃い目のバニラ&コーヒーにココナッツ風味
だそうで気になる内容になってます。
100g缶で4000円がお約束の定価ですが、もう二度と吸えない完全限定品なら
「あのラールセンのたばこだし、いいんじゃないの」な人結構いるかも・・・
冒頭で書いたように、ラールセンは今年、創業151周年。
然るに、去年、2015年は創業150周年だったわけです。
普通、何か祝いますよねえ
お察しのように、「創業150周年記念限定ブレンド」ってのが100g缶4500円で
出ました。それはそれはやさしい喫味のたばこで、とにかくスムースなたばこでした。
かのたばこを吸いながら、「来年、151周年記念とかいって出たら面白いよね」って
言ってお客様と笑ったもんです。
それがよもや現実になるとは
「創業151周年記念」という冠がちょっと弱いというか、笑えるというか・・・
単に、「イヤーズエディション2016プレミアム版」という名前でよかったんじゃ
ってツッコミを入れたい感じ
でも吸ってみると、そんなことはどうでもいい位にいい出来
500円高いのに・・・
ここでまず、500円の差って何かについて思いを馳せるわけです。
原料の差? パッケージングの差? 手間賃?
ものとか手間の差はたいして大きくはないんじゃないかと思うんです、わたしは。
じゃあ何が差を生んだか?
ブレンダーが頭に思い描いた理想のたばこに近いものが出来たから
これは500円高くする価値がある、と考えたんだと思うんです。
な~んてことを思ってみました。
味がマイルドだとか、燃えがいいとか、エグ味がないとか、香りがいいとか・・・
そんな分かり易い違いは微々たるもんです。
それら微々たる違い全部が醸し出す何となく、落ち着くやさしさと得もいえぬ
上品さはなかなか味わえないものです。
この何となく違う部分がこのたばこの価値なんだね。
そう思いながら入れ物の缶を見たら
「CRAFT’SMANS EDITION」と書いてあんじゃん
そうだよね~
2016年01月26日 | トラックバック(0)|